セミナーレポートVol.02: 「在宅×ケアマネ働き方の実態とは?」
- スマートケアマネ編集室
- 6 日前
- 読了時間: 4分
介護業界は、急速に変化する社会的背景の中で、柔軟な働き方が求められています。 特に、在宅ケアマネージャーの新しい働き方も、多様化していくべきと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、介護事業所を運営する株式会社279(つなぐ)の次田氏とケアバンクシステムズの渋谷氏によるセミナーでの議論を基に、介護業界の現状や「在宅×ケアマネ」の新しいアプローチについてご紹介いたします。

目次
在宅ケアマネこれまでの働き方との違い
在宅ケアマネの働き方は、一般的な事業所に出勤するモデルから、自宅から直に要介護者のクライアント宅に出向くスタイルへと変化しています。これにより、移動時間が削減され、業務効率が向上しています。

紙やアナログ文化をデジタルに移行
「重要事項説明書」や「契約書」の管理がデジタル化され、クラウドサービスでの保存が一般的になっています。
業務の効率化
テレワークの導入によって、電話やFAXの使用が減少し、業務が一元管理されています。事務スタッフによる一次受けやデジタルソフトの活用が進んでいます。

在宅ケアマネ働く人の声
在宅勤務への移行に関して、現場の声では次のような意見が寄せられました。

オフの切り替えの難しさ
在宅での仕事は自宅環境で行われるため、オンとオフの切り替えが困難だとする意見が多く見られました。
デジタル化の抵抗
急速なデジタル化に対して、抵抗感を持つ人が存在する一方で、慣れてしまえば効率が上がるという意見もありました。
株式会社279について
株式会社279(つなぐ)は、介護業界における新しい形の居宅介護支援を提案しています。次田氏が代表を務め、フリーランス的な働き方を支援する居宅介護支援事業所を運営しています。
働きやすい職場環境の創造と、介護事業のDX化を進めています。

スマートケアマネとは
スマートケアマネは、はたらく時間と場所を選べる居宅介護支援事業所です。


デジタル化の取り組み
この取り組みにより、ケアマネージャーはデータを活用して、利用者のニーズに即したサービスを提供できるようになります。効率的なデータ管理は、迅速な意思決定を可能にし、ケアマネージャーの負担軽減につながります。

質疑応答に見る業界のニーズ
セミナーの質疑応答では、参加者からさまざまな質問が寄せられました。特に、具体的な運用方法や在宅勤務の実現に向けた課題、それに対する解決策について深い議論が行われました。
まとめと展望
「在宅×ケアマネ働き方の実態とは?」セミナーは、在宅ケアマネの新しい働き方が明らかにされ、デジタル化が業務の効率化に寄与していることが示されました。
オンラインでの業務遂行は、今後ますます一般的になると考えられます。しかしながら、デジタル化への適応や新たな業務フローへの理解促進は今後の大きな課題です。また、スタッフの教育やサポート体制の強化が求められています。デジタル化の進展により、在宅ケアマネの働き方は変わり続け、よりフレキシブルで多様な働き方が可能となるでしょう。柔軟な働き方の推進が、介護サービスの質を向上させることに期待が寄せられます。
登壇者プロフィール


次回開催セミナーのご紹介
次回のセミナーでは、ケアマネジャーを紡ぐ会の進氏をゲストでお招きし、ケアマネジャー向け 仕事と介護・育児両立を実現するための具体策を解説いたします。
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皆さまのお申込み・ご参加を心よりお待ちしております!
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